虹蔵不見(にじかくれてみえず)

小雪(二十節気)初候 第五十八候 11月22日~11月26日頃

 太陽の光が弱まり、空気も乾燥して虹が見えなくなってくる頃です。

 虹が現れる条件は、太陽の光と湿った空気、2週間前ごろに、にわか雨が

降った後に虹を見たのが今年最後でしょうか?

 虹は、今では、西洋文化の影響なのか、夢・希望の象徴として明るいイ
 
メージがありますが、中国由来では不吉なものであるらしい? 民族が違
 
えば捉え方も千差万別
 
 日本では虹は7色が一般的ですが、東洋では5色、西洋では5色もしく
 
は3色のようです。
    
 さて、播磨自然高原での紅葉は真っ只中ですが、一部では早くも落ち葉
 
なっています。高台からの眺めでは全体が黄葉、渇葉になっているのが
 
かります。
 
 本当に自然の移ろいを肌で感じることがこの高原ではできますね。
 
 ただ、この時期は、寒さも進み、日暮れも早く、車・人の往来も少なく
 
なると、何故か、心寂しく、心細くなっていくような感覚もあるのですが?
 
 さて、この23日は「勤労感謝の日」ですね。元は、秋の収穫への感謝
 
「新嘗祭」の祝日。民間祭礼としては、農耕民族としての田の神様に感謝
 
する、2009年ユネスコの無形文化遺産に登録された能登半島の「あえのこ
 
と」が結構有名なのではないでしょうか?
 

 「あえのこと」(「あえ」は「もてなし」、「こと」は「儀礼」)は、

神様の迎えとして暮れの12月5日と神様のお見送りとしての春の翌年2月9日、

年2回行われるのが一般的のようです。暮れは田の神様を家に招き入れ一年

の収穫に感謝、春を迎えるまで家の中で過ごしていただく。そして、神様に

その年の五穀豊穣を祈願、田んぼへとお送りします。結構長い間神様がいら

っしゃるということ? それもご夫婦で? 田舎の広いおうちでないとゆっ

くりできませんね 

 この祭礼は、各農家の子どもたちが親の仕草を見て祭礼の段取りを覚えて

いくとのことです。農家の奥座敷で行われてきたので、その作法はそれぞれ、

進化して一緒ではないですが、ユネスコの無形文化遺産に登録されたことも

あるのか、祭礼を見学できるようにし、貴重な文化・風習を将来に繋げてい

こうと努めています。

 祭礼は、能登の山海の幸を用いた「田の神様」への接待。御夫婦なので料

理を乗せた神膳、盃、箸などは二組。代表的な「お供え物」は、コシヒカリ

の小豆ご飯、たら汁、二股大根と鱈の酢の物、鱈の子付けのお造り、尾頭付

きの生のはちめ、甘酒などと観光ガイド等には書いてあります。

 縁起が良い「赤飯」をお供えしないのは、赤飯は米を蒸してつくるため、

「蒸し」が「虫」を連想、いもち病などにならないよう赤飯を避け、その代

わりに「小豆ご飯」だそうです。

 また、焼魚をお供えしないのは、「田が焼ける」、すなわち干ばつを思い

起こさせる、「はちめ」という魚は、別名「メバル」、農耕にとって「芽張

る」と縁起が良い、二股大根で子孫繁栄を祈願と、日本人のおせち料理の

「蓮根」は穴が開いていて「見通しが良い」、昆布巻きの「よろこぶ」、黒

豆の「まめに働く」の類のようですね。

 この祭礼の面白いところは、田の神様がその場にいるかのように振る舞う

所です。田の神様は目が不自由な神様と言い伝えられていますので、神膳に

乗ったご馳走の内容を口に出して説明、あたかも、一人芝居を見ている様な

感じ?

 昔の農業は、自然環境との共生が強く、自然の恵みに対する感謝、畏敬の

念をもって生活してきたのでしょう。身近なところから自然に発生した「あ

えのこと」、人間の謙虚さを窺い知ることができます。この貴重な伝統文化

が、今後もこの地で大切にされ受け継がれていくことを願います

 同時に、この播磨自然高原も自然との共生の中で、魅力のある場所であっ

てほしいと願うとともに、そのためには一人一人がコミットしていくことが

大切であると思います。多くの方が傍観者になればそこから生まれるものに

良いものは少なくなるのではないでしょうか? 

 皆さん、協力してよりよい播磨自然高原にしていきましょうね。

 

 

関連記事

ピックアップ記事

  1.    以前、申していました災害用食料の確保が完了致しました。(五目御飯、山菜おこわ、 ドライカレー…
  2.  昨日から雨が降り続いています。  前線停滞でこの1週間は雨が多いようです。  万が一、災害等があ…
  3.  播磨自然高原の真正面に位置する産廃処理施設計画の規模を皆さんはご存知でしょうか? 現在に至るまで、…
  4.  当該判決の情報を入手したので、要旨を掲載します。  もっと詳しい情報が知りたい方は、高原クラブに…
  1. 漫画ハルカの陶(備前焼祭り)
    備前焼祭りは、播磨自然高原の一部地域が含まれる岡山県備前市で行われる恒例のイベントです。 有名作家…
  2. 播磨自然高原自治会回覧板
    7月5日に実施された上郡町議会の特別委員会における質問・審査の録画が放送されます。 上郡・山野里・…
  3. 西播磨県民局へ署名提出
    播磨自然高原自治会を含む上郡産廃問題対策協議会は反対署名(計10,166筆)を7月19日に県民局(兵…
  4. 産廃最終処分場建設の阻止に向けて住民同士で地域を越えた連携を図るため、当自治会の加盟している「上郡産…
  5. チスジノリ紙面19号
    [caption id="attachment_1363" align="alignce…
2021年11月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  
ページ上部へ戻る