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- 熊蟄穴(くまあなにこもる)

大雪(二十一節気)次候 第六十二候 12月12日~12月16日頃
熊が穴に入り冬ごもりする頃です。
冬眠というよりは「熊の冬ごもり」と言う方が近いそうです。熊は雑食なので、穴にこもる前にどんぐり等の木の実・山ぶどうなどの果物や動物の肉などをたくさん食べて皮下脂肪をつけます。穴の中に入ったあとは、何も食べず、ほとんど身動きせず使用エネルギーを節約して代謝をスローダウン、結果、脈拍・呼吸数も落ちるそうです。リスなどのように低体温で明らかに休眠することはないということで、「冬ごもり」という言葉に・・・。(「冬眠している」とする説もあるようですが?)
それでも、穴から出てきてすることはやはり隈笹を食べること。クマザサ(隈笹)は、冬になると葉の周辺が枯れ死して白く隈取られたようになります。そこから銘々。イネ科ササ類、西日本の産地に自生し、生薬として「食品防腐作用」(笹に含まれるアンソクコウ酸の殺菌・防腐作用)、その他成分にはビタミンC、K、B1、B2カルシウムと、胃もたれにもよいと。新鮮な葉の柔らかい部分を1回20~30g採ってミキサーなどにかけて青汁を作って服用、と薬草の本に書いてありました。私は、一時期、お茶として使っていました。(ドクダミ、ハブ茶等と一緒に作ります) そういえば、「ちまき」など食べ物を包まれている大きな葉、笹が使われていますね。天然の防腐剤だっ? ・・・腑に落ちますね。
さて、赤穂市では義士祭りが討ち入りの12月14日に行われます。(残念ながら露店は中止のようです)興味のある方は近くなので行かれてみてはいかがでしょうか?
(写真は赤穂 大手隅櫓)