蚯蚓出(みみずいずる)

立夏(七節気)次候 第二十候 5月11日~5月15日頃

 ミミズが土から動き出してくる頃です。

 ミミズと言えば、「ミミズと土」という本があるそうです。進化論で有名なチャールズ・ダーウィンが約40年間ミミズを研究し、ミミズがどのように土壌を作るのかを長年観察していました。その観察とは、無機質な物質である石の上でミミズを数年飼って様子を見るということでしたが、結果、数センチの土ができたそうです。

 ミミズは土を食べ、そこに含まれている腐葉土などの有機物を栄養源として取り込み、消化吸収・分解を経て窒素・リンを含む栄養たっぷりなものを排出、それに微生物などが住み着き、さらに分解して肥沃な土を作っていきます。

 ミミズには目がないため、そのかわり光を感知する視細胞を体表に持っており、それをたよりに行動しています。「目不見(めみず)」から「みみず」という説があるようです。英名は「earth worm → 地球の虫」。

 ミミズは土の中で這い回り畑の土をほぐしてくれます。「大地の鍬」と言われる所以です。ほぐされた土は柔らかく通り道は空気・水の行き場となり植物を成長させます。数億年前から土作りの手助け、見た目は?の人も、人間にとっては貴重な存在なんですね

 ところで、今もそうなんでしょうか?昔は魚釣りといえばミミズが釣りエサだったんですが。

 畑の土に関してですが、「畑の土にミミズがいるのは良い派、悪い派」にわかれるようです。ミミズがほとんどいないような畑、土壌消毒を過度に行っており、極めつきはミミズを入れると死んでしまう、微生物もいない状態の土は痩せ細っていくのはわかるような気がします。

 一方、ミミズは畑の土を良くしてくれるというイメージは冒頭のダーウィンの話からも理解できるのですが、実際には、畑にいると良いのはフトミミズ科のミミズだそうです。ただし、多すぎる状態は未分解の有機物が多いということで、作物の成長に良い環境とはいえないようです。多すぎるとモグラなども活躍、作物の根などが傷つき成長しません。

 有名な童謡「手のひらを太陽に」(作詞やなせたかし:作曲いずみたく)の中に、「・・・ミミズだって ・・・  みんな みんな生きているんだ 友だちなんだ」、今こんな詩がかけるでしょうか?

 でも、食に関しては気づいていないだけでその恩恵は多大なるものがあるのではないでしょうか?ミミズさんに感謝して、ミミズが生きていけないような土にしてしまったら究極的には人の世にそのしわ寄せがくると思い「すばらしい自然環境」を守って行く必要があるのではないでしょうか?

 播磨自然高原内では、新緑の中の清風、時折、吹き抜ける若葉風が、日々そこに憩うものへ爽やかな気をおくってくれているように感じさせてくれます。

 そう、「・・・生きているんだ・・・♪♪♪」

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