白露(十五節気 9/8~22)

 草花の葉先に透明な美しい露がつき始める候となりました。

 秋の訪れをより感じることができる頃です。

 播磨自然高原の昨日は台風11号の影響で風が大分強かったです。高原内の道路もあちこちに木枝などが散乱、標識の一部も折れ曲がっているものが見受けられました。そして今日は台風一過の青空が広がり清々しい一日となりました。

 立春から数えて210日の9月1日頃と220日の9月11日頃は雑節にもある台風(野分・・・のわき)の時季でもあります。確かに暦通りに台風がきました。

 9月9日は「重陽の節句」別名「菊の節句」、平安時代には菊を酒に浮かべた菊酒を飲み長寿を祈る「観菊会」があったそうです。他の五節句、端午の節句・桃の節句・七夕などと比べれば忘れられし行事となったようです。日本酒のいける方は、菊を浮かべてその香りを楽しみいにしえを偲ぶのも風情があってよいかもしれませんね。

 また、この節気に敬老の日がありますが、いまだ15日のイメージがぬけません。今は9月の第3月曜日、今年は19日になります。私たち会員はどちらかというと祝ってもらう方の世代になってしまったようです。微妙ですね。

 70歳は中国の詩人「杜甫」の「人生七十古希稀」から古希。77歳の喜寿も喜が草書体で七が三つから成るので、80歳の傘寿は人を4つとって略して八十、88歳の米寿は「米」を分解して八と十と八、90歳の卒寿は卒を略して読めば九十に、99歳の白寿は百から一番上の一を引いたら99に、120歳は略も・計算もできません、そのまま還暦の2倍で「大還暦」(そこまで生きれて「大感激」はどうでしょう?)

ここまでは、一度は聞いているよと聞こえてきそうなので、81歳はどうでしょうか?半寿だそうです。

「半」を分解したら八十一になりました。でも倍にしたら162歳が全寿?

 日本は寿命も伸び喜ばしいことですが、できるだけ健康寿命の方も伸ばし、各人の意思が極力反映される老後社会システムにしていく必要を感じています。いくつになっても楽しいことがある、そんな老後を目指していきたいものです。百歳以上の方も増えています。本当にすばらしいことです。この年代を今の時代では「稀なり」で「稀寿」と呼んだらいかがでしょうか。

 この節気中、中秋の名月が観れればよいですね。旧暦8月15日の満月の夜、いわゆる十五夜は新暦ではこの9月10日18時59分(月の昇り始めは18時11分)が満月となります。

 団子の替わりに「おはぎ」、近くのススキをとって、その日は日本酒できまりです。(今のところ雨ではなさそうですが、薄月でもよいのでどうか・・・)お酒はこの時期でしたら、「ひやおろし」(「秋あがり」名称で出している蔵も)。寒い冬に仕込んで出来上がった新酒を一旦火入れ(加熱処理)して夏の間貯蔵、出来上がったころの雑味が熟成のおかげでまろやかになり、カドの取れた旨味のある飲みやすいお酒となっています。夏越しのあとは再度火入れをしません。それで蔵特有の香りや味がでているのでしょうか。蔵元ごとに飲み比べもよいですね。

 9月19日は正岡子規の忌日。客観的な写生に基づいた俳句、万葉調を重んじる?

 柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺

 柿好きの子規、奈良と柿は合いますね、ほかにも

 御仏に 供へあまりの 柿十五

 柿くふて 腹痛み出す 旅籠哉

 風呂敷を ほどけば柿の ころげけり

 柿くふも 今年ばかりと 思ひけり

 最後まで柿を愛した?所作が思い浮かび微笑ましい、思わず笑う

 

 そして「絶筆三句」、

 をとゝひの へちまの水も 取らざりき

 「をとゝひ」は 九月十五夜の日らしです。

「へちま水(すい)」は民間療法では「咳止め」に効く? 今では化粧水にもなっていますね。

 さらに、 

 糸瓜咲て 痰のつまりし 仏かな

 痰一斗 糸瓜の水も 間にあわず

 床に臥せながら詠んだ句です。

 これにより子規の命日は「糸瓜忌(へちまき)」と言われるようにななったそうです。

 やはりリアリティのある句ですね。大げささもなく淡々と、映像も浮かぶ、そして何より心象も十分に伝わってきます。

 さて、上郡町内では、稲穂も垂れてお米の収穫時期。たわわに実った稲穂が「お辞儀してもうそろそろとってください」と言っているようです。

 確かに秋が訪れ、これからどんどん深まっていく時期、皆様、それぞれの微かな時の移ろいを感じながら健やかなる日々をお過ごしください。

 

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